医学生 英語

医学生が目指すべき3つの英語資格【2021年度版】

 

英語を勉強している医学生「英語の勉強をしているんだけど、せっかくなら資格を取りたい。どんな資格を取ればいいんだろう。」

 

 

 

こんな疑問にお答えします。

 

英語を勉強する目的として資格を目指すのはモチベーションアップにとても良いです。

 

英語を学ぶモチベーションが上がらない人は是非ご覧ください。

 

今回は医学生が目指すべき英語資格を3つご紹介します。

 

資格に関わらず、医学生の皆様におすすめの英語学習法は【実体験】医学生のための英語勉強法まとめ【楽しく続く】の記事でまとめています。

 

少し自己紹介をさせてください。

さとう

 

私は今、外科の後期研修医をしています。

 

医学生になるまでは完全に英語とは縁遠い生活を送っていました。帰国子女でもなければ頻繁に海外旅行に行っていたわけでもありません。

 

典型的な部活と勉強に勤しむ日本の高校生でした。

 

英語は中学・高校でも苦手でした。学年の英語のクラス分けもちょうど真ん中くらいでした(全くもって有名な進学校ではありません)。

 

大学一年生の時、「How are you?」と聞かれ、テンパってしまい「.....How are you..?」と何も答えずオウム返ししてしまうこともありました(今思い出しても恥ずかしいです)。

 

そんな私は医学生になってから、英語、特に英会話を習得しようと決意し猛勉強しました。

 

理由は英語を話している人が本当にかっこよく見えた、ただそれだけです...。

 

その結果、初期研修も後期研修も国際病院で働き、日々たくさんの外国人の診療を行っています。

 

また医学生の6年次にはTOEIC簡易版テストでは2週間程の準備期間で860~870点相当のスコアを取ることができました(履歴書に提出が必要で急いで受けたので簡易版しか受けることができませんでした・・・)。

 

まだまだ勉強中の身ですが、今では医学生時代に英語の勉強を始めて本当によかったと思っています。

 

医学生が英語を勉強するべき理由は医学生が英語を勉強するべき3つの理由【医学より英語】で詳しく解説しています。

 

私は簡易版TOEICを受けたのみでしっかりとした英語の資格試験を医学生の時には受けていませんでした。

 

それは、資格試験のための勉強ではなくてより英会話力に特化した勉強をしたいと思っていたからです。

 

しかし、今となっては後悔しています。

 

先ほども述べたように英語力というのは、実際にどのくらい努力したのか、どのくらいの能力があるのかを証明することができません。

 

勉強をした証に英語試験や英語資格を取っておくべきだった、ととても後悔しています

 

この記事を読んでくださっている医学生の皆様には私と同じ後悔はしてほしくありません。

 

長い目で見た時に少し大変でも英語試験や英語資格を取っておくことは決して無駄ではありません。

 

この記事が是非一つの選択肢として検討するきっかけになれば幸いです。

 

医学生が目指すべき3つの英語資格

 

 

TOEFL iBT

 

英検など数ある英語技能試験の中でこのTOEFL iBTが最も重要だと個人的には思っています。

 

なぜなら大学院留学や国際機関への就職の際、提出を求められるのはほとんどがこのTOEFL iBTです

 

Harvardの公衆衛生マスターも英語力証明はTOEFLと記載されています。

Johns Hopkinsの公衆衛生マスターにおいても同様です。

 

TOEFL iBTはreading(読解)、listening(聞き取り)、speaking(会話)、writing(筆記)の4つから構成されています。

 

これらは英語力を構成する主な要素であり、確かにTOEFL iBTが留学や海外就職で提出を求められるのは頷けます。

 

マッチングなどの履歴書に書ける、というのが医学生がTOEFL iBTに挑戦する大きなメリットの一つです。

 

どれだけ「英語が得意です」と口で言ったところでどのくらい英語ができるのか、相手には伝わりません。

 

一方で「TOEFL iBTで110点です」というと、一目で客観的な指標としてとても英語ができることが伝わります。

 

「最初は英語が苦手でTOEFL iBTが60点だったけど、必死に勉強して90点まで上がりました。」という一つの努力体験、成功体験として履歴書に書くことで医学生時代の活動の一つとして大きなアピールになります。

 

何かに挑戦した経験は面接でも重要なアピールポイントの一つです。

 

TOEFL iBTで高得点を取るには、とにかく過去問をやることです。

 

過去問を必ず時間制限を守って取り組み、足りない力がわかればそこを重点的に鍛えましょう。

 

過去問集には英語版と日本語版があります。

 

私は勉強も兼ねて、と思い英語版を使って勉強しましたが、効率が悪かったと思います。

 

解説などは日本語で書かれている方が理解が早くおすすめです。

 

 

またTOEFL iBTでは頻出の話題や英単語などある程度傾向があります。

 

TOEFL iBTに特化した語彙力をつけましょう。

 

TOEFLテスト英単語3800 は TOEFL iBTの単語帳としては日本で最もポピュラーな単語帳です。

 

スコア60、80というように、目標スコア毎に必要なTOEFLの単語を学習していくことが出来ます。

 

 

USMLE

 

USMELはアメリカにおけるCBTのようなものです。

 

アメリカで医師免許を取得するためにはこのUSMLEに合格する必要があります。

 

周りに既に挑戦している人もいるかもしれませんが、USMELは挑戦するのであれば絶対に医学生時代に挑戦しましょう。

 

研修医や働きだした後は不可能ではありませんが、よほど高いモチベーションがないと続けるのが難しいです。

 

私の周りにも実際にアメリカの医師免許を取得しアメリカで臨床医をしている友人もいます。

 

何よりやはりかっこいいですしキラキラして見えます。

 

決して簡単な目標ではありませんが、医学生時代に目指す英語資格としてやりがいは申し分ないです。

 

第一歩はUSMLEのバイブルとも言えるFIRST AIDを手に取ることからです。

 

FIRST AIDは働きだすとわかりますが、医学の教科書として本当に有能です。

 

鼠径部の解剖など、日本の教科書より大変わかりやすく書かれています。

 

世界中で読まれている名著なだけあります。

 

 

TOEIC

 

TOEICはやはり日本国内で存在感があります。

 

日本の就活の履歴書にはTOEICの点数を必ず載せるようにかかれていることもあります。

 

就活生たちがTOEICの点数で競っている光景はよく目にしますよね。

 

TOEICもマッチングなどの履歴書に書くことができます。

 

また、周囲に受けている方が多いので情報などをたくさん仕入れることができるのもメリットの一つです。

 

テストで良い点数を取る基本は過去問で傾向をつかみ、本番を意識した勉強をすることです。

 

TOEICもまずは過去問をしっかりと対策しましょう。

 

 

最後に:目標をもって楽しく学びましょう

 

 

英語の勉強をするのに目標を持つことはとても大切です。

 

資格取得のような明確な目標を持つことは大きなモチベーションになります。

 

皆さんも目標に向かって、日々を楽しく過ごしましょう。

 

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