Python キャリア プログラミング

医学生が今すぐプログラミングを学ぶべき3つの理由【部活じゃない】

 

悩める医学生・研修医・医者

 

医学生のうちに何かスキルを身に着けたいんだけど、何をやっていいか分からない。

 

最近巷でプログラミングが大事って言われているけど、医者とプログラミングってどうだろう。。。

 

 

本記事はプログラミングに興味があるけど、実際プログラミングって役に立つんだろうかと疑問に思っている医学生向けの記事です。

 

結論、プログラミングは超有益なので絶対にすぐ始めた方が良いです。

 

※現在、医師である皆様は医者が今、プログラミング学ぶべき3つの理由【時代遅れになる前に】の記事をご覧ください。

 

少し自己紹介をさせてください。

さとう

 

私は今、外科の後期研修医をしています。

 

初期研修医の時にプログラミング言語pythonの勉強を始めました。今ではpythonを用いた臨床研究に挑戦したり競技プログラミングに挑戦したりしています。

 

しかし正直、なぜ医学生のうちにプログラミング学習を始めなかったのだろうと何回も後悔しました。。。

 

私は医学生のころは典型的な部活生で週5回の部活に加え週3回は自分でウェイトトレーニングをしていました。授業や勉強よりも部活、という生活を送っていました。

 

今思うとこの貴重な医学生の時間でもっと様々なプログラミング言語を学んでいたらキャリアの幅も大きく広がったのにな、と後悔しています。

 

今回は、この記事を読んだ方の少しでも力になれるように、部活ばかりしていたあの時の自分に向けて、今の自分からアドバイスできることをメッセージとして、今の医学生の皆様にこの記事に残したいと思います。

 

医学生が今すぐプログラミングを学ぶべき3つの理由

 

 

私は今外科の後期研修医をしながら日々pythonを使った機械学習を学んでいます。日々仕事に勉強にと充実した日々を送っています。しかし、いかんせん時間が足りません。医学生も日々忙しいですが、医者になると日々様々な業務に追われることになります。業務外でも次の日の予習や症例の復習、学会発表の準備などに追われ、まとまって自分の勉強をする時間を確保することは本当に難しいです。

 

この記事に出会うことができた医学生の皆様は本当にラッキーです。今日からプログラミング学習を始めてください。

 

今私が医学生に戻ることができたら、すぐに多大なる時間を投下していた部活をやめてプログラミングを学習します。

 

なぜ部活ではなくプログラミングなのか。

 

それは圧倒的に医者になってから役に立つからです。

 

ほとんどの方は運動部に所属していると思います。週3回とか週5日とかをそのスポーツの技術の向上に捧げることになります。ただ、何百時間も費やして向上させたその能力は医者になってから全く使いません。野球のバットの振り方とかバスケのドリブルとかサッカーのシュートとか、どれだけ上手くても医者になってからは何の役にも立ちません。

 

将来使わない技術の向上に何百時間も費やすことは、今振り返ると非常に非合理的だったな、と感じます。

 

確かに部活で身につく能力は技術だけではありません。タイムマネジメント能力、コミュケーション能力、忍耐力といったソフトスキル。これらは社会人に必須のスキルです。

 

しかし、これらの能力は部活じゃなくでも十分身につけることができます。プログラミングスキルを学び、企業でインターンをすることで社会人としてのソフトスキルを身につけることができます。

 

将来プログラマーにならないという人でも、いやむしろそういう人にこそプログラミングスキルは大きな力があると思います。

 

なぜ私がここまでプログラミングをおすすめするのか、その理由を以下で掘り下げていきます。

 

今後も医療界でのプログラミング需要が伸び続ける

 

医療とプログラミングは非常に相性がいいです。

 

画像 × AI、病理診断 × AI、内視鏡 × AIはもちろんのこと、日本でも治療アプリが保険適応となり多くの企業が開発に乗り出しています。

 

・医師が処方する保険適用「ニコチン依存症治療アプリ」など研修開発のCureAppが21億円調達

・性差を考慮した冠動脈疾患の診断支援アルゴリズム開発へ、ソフトバンクと国循

・NECが大腸前癌病変を検出するAIの販売開始

 

また多くの雑誌からAI関連の論文がpublishされています。中には従来のガイドラインを超える精度を出したと報告する論文も多数存在します。

 

大腸がんのマイクロサテライト不安定性を予測する機械学習アルゴリズム構築(Lancet Oncology)

AIで乳がんのリンパ節転移を予測するモデル構築(Breast Cancer)

AIシステムを利用したT1大腸がん・直腸がんのリンパ節転移予測(Gastroenterology)

 

もうプログラミングブームは既に来ていてこれから勉強してももう遅いでしょ。

 

そう思っている皆様、それは大きな間違いです。

 

医学界でのプログラミング需要は向こう15年は確実に伸び続けます。

 

なぜならIoT(Internet of things)といった技術で取得できるデータがどんどん増えてくるからです。

 

今後はほとんど全ての最適解が、データ × AI で導き出されるようになる可能性があります。従来のガイドラインの多くが塗り替えられるかもしれません。

 

このようにプログラミングと医療は非常に相性が良く、将来性がある分野です。しかし、医療者にはプログラミングに詳しい人が非常に少ないのが現状です。医学生のうちにプログラミング技術を身につけることは合理的な判断だと思います。将来のキャリアの幅が大きく広がります。

 

医学生がプログラミングを学ぶのに最適な時期である【部活じゃなくてプログラミング】

 

超有益なプログラミングスキル、学ぶのに最適なのは医学生時代です。

 

なぜなら医者人生で唯一まとまった時間を取ることができる時期だからです。

 

医学部は確かに忙しいです。しかし、6年間ずっと忙しいわけではありません。夏休みなど長期休みもあり、まとまった時間を確保することができます。

 

医者になると当直やオンコールがあります。プログラミングスクールに通うといった決まった時間にアポイントを取ることがとても難しくなります。そして長期休みはありません。

 

医学生は新しいスキルを身につけるのにうってつけの時期です。

 

医学生の唯一の弱点はお金がないことです。

 

しかし、プログラミングはお金をかけずに勉強することもできます。何より部活に多大なお金がかかっていますよね。そのお金を是非プログラミングスクール費用に使ってください。

 

またプログラミングスキルを身に着けてしまえばフリーランスとして容易に稼ぐことができます。プログラミングスクール費用の10〜30万円はすぐに取り返すことができます。

 

おすすめの勉強方法については後ほどしっかり説明します。

 

医者になってからすごく重宝される

 

いわずもがなですが、プログラミングスキルがあれば医者になってからとても重宝されます

 

先述の通り医療界ではプログラミングスキルやAIの知識を持った人は少ないです。

 

しかし今や医療とITの関係は切っても切り離せず、どこの領域、どこの施設であってもプログラミングができる人材は大歓迎されます。

 

「アプリを作ったことがある」、「機械学習ができる」などの実績があれば上級医の先生方に若手でありながら価値提供をすることができます。部活をやってて体力には自信があります、という人よりよっぽど高評価ですし、周囲との差別化が図れます。

 

今、日本の学会でもAIの話題はとても評価が高いです。受賞する演題はAI関連が多いですし、AI関連のシンポジウムも各地で開催されています。

 

プログラミングスキルはあなたの医師としての評価アップ、キャリアアップに直結します。

 

医学生が始めるおすすめのプログラミング言語

 

プログラミングには100を超える言語が存在し、実際に何をやればいいのか悩むと思います。

 

アプリを作りたいのであればSwiftやRubyが代表的です。Web系であればHTLM、CSSが鉄板です。

 

私は医療者であれば統計、AIや機械学習に強いpythonをダントツでおすすめします。

 

統計で代表的な言語にRがあります。Rももちろんおすすめです。しかし、Rは医療者で使える方が比較的多いので差別化を図るという意味でもpythonの方がおすすめです。

 

pythonを使える医療者は今とても少ないです。機械学習や画像認識など医療との親和性も非常に高く、周囲と圧倒的に差をつける事ができます。

 

※一つ注意点としてニッチすぎる言語(C言語など)を勉強することはおすすめしません。それは需要が低く、労力が成果に直結しないからです。まずはどの分野であれメジャーどころの言語から学びましょう。

 

医学生のための超具体的なプログラミング勉強方法

 

それではどうやってプログラミングを学ぶのがいいでしょうか。

 

勉強方法はざっくり分けると「独学」と「プログラミングスクール」の2つがあります。

 

個人的には医学生の皆様にはプログラミングスクールで学ぶことを圧倒的におすすめします。

 

なぜなら独学はどうしても効率が悪いからです。私自身が初期研修医になってからプログラミング学習を始めました。どうしても決まった時間にアポイントを取ることが難しく、完全独学で勉強しました。正直、とても効率が悪かったなと感じています。

 

まとまった時間を取ることができる医学生の皆様にはプログラミングスクールでプロの講師に質問できる環境で勉強することを強くおすすめします。

 

私も勤務形態が少し落ち着いた際には絶対にプログラミングスクールを利用することを決意しています。

 

プログラミングスクールに通う、といっても今は多くがオンライン完結型です。忙しい医学生の皆様や地方在住の皆様も問題なく勉強することができます。

 

学生のうちはプログラミングスクールの費用が半額になるなど大変敷居が低くなっています。また先述のとおりプログラミングスキルを身に着けてしまえばプログラミングスクール費用は簡単に取り戻すことができます。

 

私が近い将来通うことを見据えてリサーチをした結果、候補にあげたプログラミングスクールをご紹介しておきます。

 

TechAcademy:オンラインで完結できます。

テックキャンプ:スクールにも通うことが出来ます。相談は完全に無料です。話だけでも聞いてみましょう。 

侍エンジニア :安価で開始できます。自分でカリキュラムをカスタマイズすることができます。

 

個人的にはテックキャンプの教室がある4都市(東京、大阪、福岡、名古屋)に在住の方はスクールに行ってみるのがいいかと思います。

 

テックキャンプは、スクール型、オンライン完結型、スクール・オンライン併用型の3つがあります。

 

個人的に、上記4都市の近くに住んでいる方は絶対にスクールを利用するのがおすすめです。

 

なぜなら、スクールに行くことで人脈が広がるからです。

 

医者は働き始めると基本的に医療系の人としか知り合うことができません。

 

幅広い人脈を持つことは今後の人生における大きな資産になります。

 

もしかしたら将来的に一緒に起業したりする仲間が見つかるかもしれません。

 

テックキャンプは無料相談をやっています。

 

プログラミングを将来どのように使いたいか、キャリア面も含めてしっかりと相談することができます。

 

無料なので完全にノーリスクです。話を聞いて気に入らなければそのまま受講しなければいいだけです。

 

少し時間が取られてしまうことがデメリットですが、まずは話だけでも聞いてみることをおすすめします。

>>テックキャンプの無料相談はこちら。

 

通学時間や電車代がもったいないという方や地方在住の方はオンライン完結のTechAcademyが最もおすすめです。

 

いずれのプログラミングスクールも医学生におすすめのプログラミングスクール3選【現役医師解説】の記事で料金など含め詳しく説明しています。

 

TechAcademyは現在(2022年2月)0円でTechAcademyを利用できる無料体験をやっているようです。1週間、Webアプリケーション(HTML、CSS、JavaScript)を勉強することができます。無料でプログラミングの勉強をすることができるのでとりあえず受講してプログラミングに触れてみるのがいいと思います。

>>TechAcademyの無料体験はこちら。

 

侍エンジニアは月額制度があり2980円という非常に安い金額でまず始めることができます。今は無料体験もやっているようなのでまずは試してみるのがいいでしょう。カウンセリングは無料なのでまず話を聞いてみるのもいいでしょう。

>>侍エンジニアの無料体験はこちら 

 

さいごに 医学生は今すぐプログラミング学習を始めましょう

 

 

医学生のうちにプログラミングスキルを身に着けておくことでキャリアアップや人生の幅が広がります。

 

この記事に出会えたあなたは本当にラッキーです。今すぐプログラミング学習を始めて周りと差をつけましょう。

 

今回紹介したおすすめのプログラミングスクール

 

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