医学生のうちにプログラミングスキルを身に着けたい。
医学生がプログラミングでバイトすることってできるんだろうか。。。
勉強も兼ねてプログラミングでバイトしてみたい。
プログラミングを少し勉強してみて、これからバイトとして活かしたい。
本記事はプログラミングに興味があって勉強目的、スキルを活かすためにプログラミングでバイトをしたいんだけど、そんなことできるんだろうかと考えている医学生向けの記事です。
結論、可能です。
未経験でも可能なのでこれから勉強する人も問題ありません。
むしろバイトなどで実経験を積むことでプログラミングスキルを格段に向上することができます。
少し自己紹介をさせてください。
私は今、外科の後期研修医をしています。
初期研修医の時にプログラミング言語pythonの勉強を始めました。今ではpythonを用いた臨床研究に挑戦したり競技プログラミングに挑戦したりしています。
しかし正直、なぜ医学生のうちにプログラミング学習を始めなかったのだろうと何回も後悔しました。。。
その理由は別の記事で詳しく述べているので良ければご覧ください。
>>>医学生が今すぐプログラミングを学ぶべき3つの理由【部活じゃない】
私が今医学生に戻れたら絶対にプログラミングを学び、プログラミングでバイトやインターンをします。
今回は、あの時の自分に向けて、今の自分からアドバイスできることをメッセージとして、今の医学生の皆様にこの記事に残したいと思います。 この記事が少しでも皆様の力になれば嬉しいです。
目次
医学生がプログラミングをバイトにすべき3つの理由
私は今外科の後期研修医をしながら日々pythonを使った機械学習を学んでいます。
学生時代は典型的な部活命の医学生でした。
部活のお金や旅行のお金などを貯めるために色々なバイトに挑戦しました。
居酒屋、引っ越しの派遣、工事現場の派遣、模試採点、、、。色々挑戦しましたがどれも基本的には全く新しいスキルを必要としないものでした。
確かに初めての社会経験であり最低限の社会人マナーやお金を稼ぐ大変さを学ぶことはできました。
しかし、どうせバイトするなら将来を見据えて新しいスキルが身につく仕事にすればよかったな、と今ではとても後悔しています。
当時はそんなことまで全く頭が回りませんでした。
今プログラミング未経験で少しだけ興味があるという方でも、たとえ多少お金を稼ぐまでに時間や費用がかかったとしても絶対に挑戦することをおすすめします。
プログラミングというスキルがあればいわゆる普通のバイトよりも単価が高いですし、初期投資の費用はすぐに取り返すことができます。
なぜ私が医学生がプログラミングでバイトすることをおすすめするのか、その理由を以下で掘り下げていきます。
仕事にすることでプログラミングスキルが格段に向上する
以前の記事でも申したようにプログラミングができる医者は今後とても重宝されます。その需要はまだまだ今後数十年は必ず伸び続けます。 今医学系雑誌でもAIや機械学習を用いた論文が増えています。
・上部消化管出血を予測する機械学習アルゴリズムの構築(Gastroenterology)
→Pubmedから検索。
・AIで大腸がん発症のリスクを特定する(Clinical Gastroenterology and Hepatology)
→Google scholarから検索。
→Pubmedから検索。
しかし、日本からの投稿は非常に少ないのが現状です。
内容を見ると「こんなの今の自分(2年ほど独学でプログラミングを学んだだけ)でも出来るのに・・・!」と思ってしまいます。
それほど医療業界にはプログラミングスキルを持った人は少ないのが現状です。
プログラミングを最も手っ取り早く身に着ける方法はプログラミングを仕事にすることです。
できないとまずい状況に身をおくことで必死になって勉強し、格段にスキルアップできます。
しかし、いざ医者として働きだしてしまうとプログラミングを仕事にすることは非常に難しいです。
仕事の隙間時間に行うことはできますが、医者の仕事は不定期なことが多く、非常に難しいのが現状です。
実際にプログラミングを仕事として扱うことは医学生時代にしかできないとても貴重な経験です。
IT関連の方々や企業との繋がりができる
これが医学生時代にプログラミングでバイトやインターンをする最大の利点です。
働いてみるとわかりますが病院というのは非常に閉鎖的な空間です。
他業種との交流などほとんどなく、一つの科にいると他の科の先生方と知り合うことも中々難しい程です。
私はプログラミングを独学で勉強をしており、たまたま同じ医者の先輩でプログラミングや機械学習に明るい先輩に出会い、多くの教えを頂くことができています。
しかし、病院で働いているとIT関連の方々や企業と繋がりを作るのは非常に困難、不可能と言っていい程です。
これからの医療は、臨床医学だけでなくIT関連業種と連携を取りながら網羅的に患者の治療や予防にあたっていく世の中になるはずです。
IT関連企業と大学病院の共同研究、そして素晴らしい医療ITベンチャーもたくさん誕生しています。
・島津製作所が国立がん研究センターと共同研究契約 がんの光免疫療法に関する計測技術の臨床応用へ
・ソフトバンクと慶応大学がヘルスケアを軸とするAIアシスタントの共同研究
今後は一つの業種だけでなく複数の業種の橋渡しをするような人材がとても重宝される世の中になるはずです。
医学生のうちにIT系の人々や企業と繋がりを持っておくことは自分のとても貴重な財産になります。
医師になった後も副業として続けることができる
医者の仕事は非常に拘束時間が長いです。
オンコールは何もなくても病院内、もしくは病院の近くにいなければなりません。
急変の可能性がある患者さんが入院している時は院内に泊らなければいけないこともあります。
つまり拘束されているだかで実際ずっと仕事しているわけではない時間というのがたくさんあります。
この時間に勉強をしたり論文を書いたりすることもありますが、特段やることもなくYoutubeを見て過ごしていることもあります。
また拘束時間が長い科程、いわゆる外勤に行くことができなくなります。
医師の給料は外勤の量に依存しており、極端に言うと長時間勤務しているにも関わらず生活が困窮する可能性もあります。
プログラミングはスキルさえあればどこでもパソコン1台で事が足ります。
ちょっとした空き時間にプログラミング副業をすることでスキルの維持ができますし、お金を稼ぐこともできます。
長くなってしまうので詳細は割愛しますが、医業という本業以外で収入を持つことは節税という意味でも大きな価値を持ちます。
医学生時代からプログラミングを使った働き方、仕事の見つけ方などを経験しておくと大きく回りと差をつけることができます。
私自身、医学生時代に経験しておきたかった!と今とても痛感しています。
医学生がプログラミングをバイトにするための具体的な手順
ここからは実際に医学生の皆様がプログラミングをバイトにするまでの具体的な手順をご紹介していきます。
簡潔に述べると以下の3ステップです。
具体的な手順
- プログラミングスキルを身に着ける
- 働き方を決める
- 働き口を探す
一つ一つ具体的に見て参りましょう。
1. プログラミングスキルを身に着ける
プログラミングでバイトをするのであればまずスキルを身に着ける必要があります。
結論、プログラミングスクールにいくことをおすすめします。
スキルを身に着けるこの段階が一番のハードルだと感じる方が多いと思います。
しかし、先ほども述べたようにプログラミングスキルを身に着けることは、たとえ時間や費用が多少かかったとしても非常に割の良い先行投資です。
医学生の皆様は勉強に、部活に、忙しく日々だと思います。
しかし、6年間ずっと忙しいわけではありません。夏休みなど長期休みもあり、まとまった時間を確保することができます。
医者になると当直やオンコールがあります。プログラミングスクールに通うといった決まった時間にアポイントを取ることがとても難しくなります。そして長期休みはありません。
常に今現在が一番若く可能性に満ちています。
個人的には医学生の時がプログラミングスクールに通う最適で最後のチャンスだと思います。
一度スキルを身に着けてしまえば、プログラミングスクール費用の10〜30万円はすぐに取り返すことができます。
過ぎた時間は戻りません。今この記事に出会えている皆様が私はとても羨ましいです。是非挑戦してみてください。 おすすめのプログラミングスクールはこちらの記事でご紹介しています。
上記の記事でもご紹介したTechacademyが最近副業のためのプログラミング学習プログラムを始めていました。副業に特化したプログラミング学習、副業の案件の獲得、さらに最初の慣れないうちはメンターが副業に一緒に取り組んでくれるみたいです。
これは医学生に最適のコースなのではないかなと思いました。是非見てみて下さい。
TechAcademyは現在(2021年9月)0円でTechAcademyを利用できる無料体験をやっているようです。1週間、Webアプリケーション(HTML、CSS、JavaScript)を勉強することができます。無料でプログラミングの勉強をすることができるのでとりあえず受講してプログラミングに触れてみるのがいいと思います。
2. 働き方を決める
次にどのように働くかは決める必要があります。
具体的には実際にオフィスに行って働くか、案件をとって働くかです。
個人的には両方やることをおすすめします。
オフィスに行って働くことは医学生時代にかできないとても貴重な経験です。
案件を取って働くことは医者として働き始めた後、引き続き行うため医学生のうちに経験することもとても貴重な経験です。
よってどちらかだけでなくどちらもやることをおすすめします。
3. 働き口を探す
働き方を決めたら実際に働き口を探しましょう。
最も良いのは友人や知り合いの紹介で働かせてもらえる企業を紹介してもらったり、案件を頂くことです。
しかし、なかなかその様な恵まれた環境にいる方は少ないと思います。
そういった方々はインターネットで探しましょう。
企業を探すのであればマイナビが利用することをおすすめします。
マイナビジョブ20sでは若手向けのプログラミング案件が多く流通しています。
若手向けというだけあって初心者向けの案件も多いです。もちろん30代以降でも利用可能です。
マイナビジョブ20's:20代や30代など若手向けの求人が多い。ハイクラスな求人が多い。
また他には、実際に「東京 プログラミング バイト」など住んでいる場所を含めてインターネット検索することも良いと思います。
案件に関してはクラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。
クラウドソーシングサイトとはインターネット上で企業が不特定多数の群衆に業務を発注(アウトソーシング)しているサイトのことです。
ランサーズやココナラ、クラウドワークス が有名です。実際に様々なプログラミングの案件が掲載されています。
どれか一つに登録する、というのではなく全てに登録して自分に合った案件を探していくのが基本です。
未経験者がこのようなクラウドソーシングサイトで案件を1から獲得するのは時間が必要です。
当たり前ですが経験者優先の案件が多く、未経験者は未経験OKの案件をコツコツとこなしていく必要があります。このような未経験OKの案件は単価が安いことが多いです。
なので今から未経験で始める方々は先ほど紹介したような学習後もサポートしてくれるプログラミングスクールを利用することを最もおすすめします。
さいごに
医学生のうちにプログラミングスキルを身に着けておくことでキャリアアップや人生の幅が広がります。
さらにプログラミングでのバイト経験があることは将来に大きな資産になります。
この記事に出会えたあなたは本当にラッキーです。本記事で具体的な手順までご紹介しましたが行動するかしないかはあなた次第です。
今すぐプログラミングを身に着けて人生を豊かにしましょう。