恋愛・結婚

医者との結婚が羨ましいと思うあなたへ【医者の私から】

 

 

 

悩める女性「そろそろ結婚したい。医者と結婚した友人が羨ましい。。。」

 

 

 

こんな女性に向けた記事です。

 

医者との結婚は世間一般には勝ち組と呼ばれるかもしれません。しかし、注意するべき落とし穴がたくさんあります。

 

今回は、医者との結婚が羨ましいと思う女性に向けて、医者と結婚するメリット3つを紹介し、その上で医者との結婚で注意すべきことについて解説します。

 

現役男性医師としての実体験、日々周りで働いている後輩、同期、先輩から実際に聞いた話に基づいています。

 

※この記事は2分半程で読むことができます。医者と結婚する3つのメリット、そして医者との結婚で注意するべきことがわかります。

 

少し自己紹介をさせてください。

さとう

 

私は今、外科の後期研修医をしています。

 

これまで後輩、同期、先輩、色々な医者を見てきました。

 

医者は高給取りで社会的ステータスも高くみんな幸せな結婚をしている、と思われるかもしれません。

 

しかし、実際には医者の中にも結婚して幸せそうな人もいれば結婚しなければよかったと嘆いている人もいます。

 

私自身は既に結婚をしていて、毎日幸せです。今のパートナーと結婚できて本当に幸せだと思っています。

 

しかし、価値観の違いや仕事への誤解などから日々喧嘩になることも多々あります。

 

様々な医者を見てきた経験から、そして自分の実体験から、医者との結婚を羨ましいと思う女性に向けて医者と結婚するメリット、そして医者と結婚する際に注意するべきことを紹介します。

 

医者との結婚が羨ましいと思っている女性の皆様が医者との結婚を具体的にイメージでき、結婚についてもう一度しっかりと考える機会になれば幸いです。

 

医者との結婚が羨ましいと思うあなたへ

 

医者と結婚する3つのメリット

 

まず、医者と結婚する3つのメリットについて見ていきましょう。

 

収入が安定している

 

厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査によると医師の平均年収は約1230万円と言われています。

 

一方、民間給与実態統計調査によるとサラリーマンの平均年収は約430万円と報告されています。

 

この結果を見ると医者はサラリーマンよりも平均3倍近い収入があることがわかり、確かに医者は高収入と言えます。

 

さらに、医者の収入は景気に左右されることなく安定しています。

 

たとえ、コロナウイルス蔓延やリーマンショックが発生しても医者が大量に解雇されたり、給与が大幅に削減されることはまずありません。

 

マイナビウーマンの結婚相手に求める条件に関する調査によると、女性が男性に求める条件の第4位が「収入」です。

 

56.4%もの女性が結婚相手に収入を求めるという結果になっています。

 

医者は高収入、そして収入が安定しており、結婚相手には最適であると言えます。

 

社会的ステータスが高い

 

医者は結婚したい職業ランキングでは長年上位にランクインしています。

 

マイナビウーマンの調査によると、医者は結婚したい職業ランキング2位にランクインしています。

 

医者は聖職者のようなイメージもあり、非常に地位が高いとされている国もある程です。

 

旦那が医者、というと、「すごいね、羨ましい!」と言われることも多く、鼻高々にできるでしょう。

 

病気になった時頼りになる

 

医者と結婚すれば、自分や家族が病気になった時、頼ることができます。

 

子供が熱が出たり、怪我をした時にはスマートに迅速に対応してくれるでしょう。

 

家族が大きな病気になった時には、自分で診察してくれる上に信頼できる先生を紹介してくれます。

 

いざという時頼りになり、医者と結婚してよかったと再度実感することになります。

 

医者と結婚する際の注意点

 

以上、医者と結婚する3つのメリットを紹介しました。

 

医者との結婚はこの上なく勝組に聞こえますが、実際にそうでしょうか。

 

ここからは医者と結婚する際の注意点について解説していきます。

 

まず医者がみんな高給取りというのは大きな間違いです。

 

上記のように医者の平均年収は約1230万円です。

 

単純に考えても医者のうちの半分は年収1230万円以下ということになります。

 

また平均値の解釈には注意が必要です。医者の中にも美容系の開業医などは年収数億円の方がざらにいます。このような桁違いの方の存在が平均値には大きな影響を持ち、平均年収というのは実際の医師全体の給料より高く算出されてしまいます。

 

私の肌感覚では、医師の年収は1000万円いかないくらいの人が多い印象です。ボリュームゾーンは600万円~1000万円程だと思います。

 

大学病院勤務だと月収20万円なんて話もザラです。収入のために夜や土日にアルバイトをする必要があります。

 

医者との結婚と聞くとどのような生活をイメージするでしょうか。

 

高級マンションに住み、高級外車に乗り、貯金は5000万円以上、食事は日々良いもの、海外旅行は年に数回、子供は小学校から私立、、、。

 

このような生活をイメージしている方も少ないのではないでしょうか。

 

これは完全なる間違いです。

 

年収1000万円程度では上記のようなセレブな生活はできません。叶えることができるのはせいぜい上記の欲望のうち1つか2つです。

 

医者の収入は確かに安定しています。しかし、安定している分、収入が大幅に増えることはほとんどないです。

 

職場の付き合い、医学書、白衣など医者は出ていくお金も多いです。

 

見栄を張り合って高級車を買う医者も多く見てきました。

 

医者と結婚すれば、セレブ生活ができると考えている人は注意が必要です。

 

医者はあくまで小金持ちであり、想像するセレブ生活とは程遠い可能性があります。

 

医者の収入は圧倒的長時間労働が背景にあることが少なくありません。

 

週に数回家に帰れないことも普通にありますし、夜中に緊急で病院に呼び出されることも少なくありません。

 

医者として収入は高くしてほしい、でも家族との時間もたっぷりとって欲しい、というのは基本的にはできません。(診療科を選んだり、開業がうまくいった場合などを除き)

 

家にいる時間が短く、妻や子に不満がたまり家庭がギクシャクするという話は本当に良く耳にします。

 

パートナーの仕事ややりがいを理解してあげることができなければ、医者の夫と良好な夫婦関係を維持するのは難しいかもしれません。

 

また、社会的ステータスが高く、頼りになると思われている一方、思いやりや優しさが欠如した医者は普通にいます。

 

人の気持ちを考えられない、人を罵倒する、他の職種を見下す、女性関係がだらしない。

 

いわゆるサイコパスといわれるような医者は普通にいます。

 

私は医者としてしか働いたことがないので、一般の企業などと比べ割合が多いか判断はできません。しかし、私が今まで勤務したどの職場でも人間的におかしい医者は一定数必ずいました。

 

先述のマイナビウーマンの結婚相手に求める条件では、1位 性格が合うこと 2位 思いやり 3位 誠実さ となっています。

 

多少、年収が高い、社会的ステータスが高いというだけで人間性に目をつむるのは本末転倒でしょう。

 

医者と結婚する注意点は言い出すときりがありません。

 

とにかく、「医者」という肩書だけを結婚で追い求めるのは非常に危険です。

 

今一度、自分が結婚に求めるもの、価値観を考え直して見るのもいいかもしれません。

 

さいごに:それでも医者との結婚はおすすめです

 

色々と医者と結婚する注意点を述べましたが、それでも私は医者と結婚することはおすすめします。

 

もちろん、肩書だけではなく相手の人間性を見た上で、の話です。

 

実際、自分の周りに幸せな夫婦関係、家族関係を築いている医者は非常に多いです。

 

人間性が素晴らしい医者も身の回りにたくさんいます。実際、彼らは家庭も仕事も器用に順調にこなしています。

 

人間的に明らかにおかしくなく医者で家庭が不幸な人は私自身ほとんど見たことがありません。

 

実際、不況であり、これからも経済的に衰退の一途をたどると予想される日本で、夫が安定した仕事についているというのは精神的にも大きな意味があります。

 

お金が全てではないですが、幸せになるためにお金は多少なりとも必要です。

 

この記事を読んで、それでも私は医者と結婚したい、という方は是非、【医者が解説】医者と出会う4つの方法の記事をご覧ください。

 

この記事が一人でも多くの悩める女性の力になれば幸いです。

 

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