後期研修医のための上手な外勤の探し方５ステップ【実体験】

悩める後期研修医「今の職場の給料だけじゃなくてもっと稼ぎたい。いいアルバイトを見つけたいんだけどどうやって見つけたらいいんだろう。。。」

こんな後期研修医の悩みにお答えします。

今回は現役後期研修医の私が良いバイト（割の良いバイト）を見つけるまでに行った行程を５ステップで紹介します。

結論、５ステップはこちらです。

後期研修医が良い外勤を見つけるための５ステップ

「医者は高給取り」

巷ではよく耳にします。私自身、医者をしているというと、「お金に余裕があっていいですね」と言われることが少なくありません。

実際に厚生労働省の賃金構造基本統計調査において医師の平均年収は約1200万円と述べられています。

また医師の貯蓄額のボリュームゾーンは1000万円～2000万円とも言われています（リクルートドクターズキャリアの医師の「お金」大アンケート、DtoDコンシェルジュの医師の貯蓄事情アンケート調査）。

しかし、実際はどうでしょうか。

現役後期研修医の私からすると、初期研修医や後期研修医は決して高給取りではありません。

むしろ、一人暮らしで家賃を自分で払っていると、決して贅沢できるようなレベルの給料ではないでしょう。

もちろん、働いている土地や病院によっても異なると思います。

しかし、後期研修医で自分は高給取りだと思う人の割合は非常に少ないと思います。

多くの後期研修医たちは所属している職場だけの給料では物足りず、外勤という名のアルバイトをすることになります。

アルバイトは職場が斡旋してくれるものもあれば、職場では用意してもらえず自分で探す必要がある場合もあります。

このアルバイトの質が後期研修医生活のQOLを大きく左右します。

後期研修医は基本的に超多忙です。医師人生の中で後期研修が一番忙しい、と言う人も多く存在します。

日々の業務が忙しい中、アルバイトはできるだけ楽で多くお金を稼げる仕事が望ましいわけです。

今回は現役後期研修医の私が、自分でアルバイト斡旋業者を通じて非常に割のいいバイトをゲットするまでの実際の行程を紹介していきます。

割が良い、というのは、業務は簡単な問診程度、またほとんど病棟からコールがない待機で時給１万円以上という類のアルバイトです。

少し自己紹介をさせてください。

さとう

私は今、外科の後期研修医をしています。

外科の後期研修というだけあり、業務は比較的忙しい部類です。

また私の勤務する病院は給料が決して高くはなく、同世代で見ても下位層に入るような病院です。

アルバイトしないと生活できない、というレベルではありませんでしたが、外食することを躊躇するくらいのレベルでした。

後期研修医時代の話は【実体験】後期研修医が忙しくて辛いと思ったらやるべきことでさらに詳しく紹介しています。

またメインで所属している科ではアルバイトの斡旋はありませんでした。

お金を稼ぐには自分でアルバイトを探す必要がありました。

最初は超多忙なアルバイトや環境として決して良いとは言えないようなアルバイトばかりでした。

様々試行錯誤していくことで、アルバイトを探し始めて１年程で非常に割のいいアルバイトにたどり着くことができました。

私のように給料が少なく困っている後期研修医の方は多いと思います。

そんな皆様に向けて、私がした同じ苦労はせずに出来るだけ最短で良いアルバイトに巡り合ってほしい、そんな気持ちでこの記事を書いています。

この記事が一人でも多くの後期研修医の先生のお力になれれば幸いです。

後期研修医のための上手な外勤の探し方

もう一度先ほど紹介した５ステップを見てみましょう。

後期研修医が良い外勤を見つけるための５ステップ

それでは一つずつ掘り下げていきます。

1. 複数のアルバイト紹介サイトに登録する

ステップ１、複数のアルバイト紹介サイトに登録しましょう。

今のご時世、医師のアルバイト紹介サイトも多岐にわたります。

基本的にはどれも非常に良いで目立った優劣はありません。

しかし、あるサイトには載っている案件でも別のサイトには載っていない、ということは普通にあります。

なので利用者としてはまずは幅広く複数のアルバイト紹介サイトに登録しましょう。

もちろん、どのサイトも登録は無料ですし簡単に登録することができます。

私のおすすめは、メディウェル（医師バイトドットコム）、エムスリー(m3)、民間医局、MRTです。

先述のようにどれが最も良いということはありません。まずはこれら４つのサイトに登録しましょう。

空いている日のスポットバイトを探す

ステップ２、空いている日のスポットバイトを探しましょう。

医師のアルバイトにもスポットバイト、定期非常勤、常勤などいくつかの形態が存在します。

スポットバイトとは単発で入れるアルバイトのことです。

例えば、今週の日曜日病院に行かなくて良くなったからアルバイトをしたい。このような空き時間のアルバイトはすぐに見つけることができます。

まずはスポットバイトで色々なアルバイトを経験してみましょう。

様々なアルバイトを経験していく中で、自分が好きなアルバイト、あまり好きではないアルバイトがわかってきます。

この段階で定期非常勤（毎週日曜日、隔週土曜日といった形態）などを業者にお願いして探してもらうことも可能ですが個人的にはおすすめしません。

なぜなら、スポットバイトをこなしこれからの紹介するステップ3、4を着実にこなしていくと、業者側からいいアルバイトを紹介してもらえるようになるからです。

アルバイト紹介業者さんに懇切丁寧に対応する

ステップ３、アルバイト紹介業者さんに懇切丁寧に対応しましょう。

ステップ２のスポットバイトをこなす上で少なからず業者とのやりとりが生じます。

このやり取りを無下にせず、丁寧に行いましょう。

例えば、必ずスポットバイト申し込みの際のコメントに「よろしくお願い申し上げます。」と書く、必ず応募要項をしっかりと読みもれなく必要な情報を記載する、などです。

サイト上のやり取りになりますが、対応してくださっているのはもちろんスタッフさんです。

ここで丁寧に対応し、そしてレスポンスも出来るだけ素早く行いましょう。

スタッフさんも一人の人間です。いいアルバイト案件が入った時、傍若無人な態度をとる人でなく、いつも丁寧でレスポンスも早い人に紹介したくなるものです。

このようにスポットバイトをこなしながら、少しずつ信頼を貯めていきましょう。

急遽空きがでたスポットバイトの内容など積極的に問い合わせる

ステップ４、急遽空きがでたスポットバイトについて積極的に問い合わせましょう。

アルバイト紹介サイトに登録すればわかると思いますが、勤務予定であった医師が勤務できなくなり急遽空きがでてしまう案件というものが少なからずあります。

このような案件の連絡がきたとき、勤務が可能であれば出来るだけ素早く、勤務の申し込みをする、もしくは内容について問い合わせましょう。

この際も丁寧に問い合わせすることを忘れてはいけません。

要は、業者さんが困っている時、積極的に手を差し伸べる姿勢を見せるということです。

これも業者さんの中で自分の信頼を積み上げることに繋がります。

いいアルバイトを紹介してもらう

最終ステップ、いいアルバイトを紹介してもらいましょう。

ここまでの４ステップでしっかりと業者さんと信頼関係を築くことができれば、あとは簡単です。

いずれ、業者さんの方から、「●●様、アルバイトをお探しでしょうか？このようなアルバイトいかがでしょうか？」という連絡がきます。

この時、自分のアルバイトの要望をはっきりと伝えましょう。

例えば、割の良いバイトを探しているのであれば、出来るだけ楽なバイトを探しているとはっきり伝えましょう。

業者さんは実際にあるアルバイト案件がどのくらい多忙であるか、人気の案件であるかなど正確に把握されています。

また大切なのは、この時担当者さんにメールやメッセージなどの連絡先をしっかりと聞いておくことです。

自分の要望をしっかりと伝え、担当者さんとしっかりとディスカッションすることができれば、必ず最適なアルバイトを紹介してくれるはずです。

もちろん、この際の連絡のやり取りも丁寧に、素早く行いましょう。

さいごに

以上、後期研修医の上手な外勤の探し方を５ステップで紹介しました。

この記事が一人でも多くの後期研修医の先生方のお役に立てれば幸いです。