キャリア 研修医

【研修医】抄読会準備を最速で終わらせる方法【3ステップです】

悩める研修医

研修医になって初めてのローテーションで抄読会を担当することになった。

 

先生方に認めてもらえるようにがんばるぞ!

 

とはいえ、どうやって準備したらいいんだろうか。。。

 

みなさんこんにちは。日々機械学習を学ぶ外科医のさとう(Twitterはこちら)です。

 

本記事は初期研修医の皆様、そして医学生の皆様に向けて書いています。

 

医学生や初期研修医の方々、ローテーションする科によっては抄読会を担当することがありますよね。

 

今回は抄読会準備を最速で終わらせる方法を3ステップでご紹介します。

 

少し自己紹介をさせてください。

さとう

 

私は現在外科の後期研修医をしながら独学でプログラミングや機械学習を学んでいます。

 

私が初期研修をした病院では特に内科系の科でローテーション中に必ず抄読会を担当する科がほとんどでした。

 

最初は抄読会なんてやったことがなく、夜遅くまでものすごい時間をかけた挙げ句、論文の重要なポイントを抑えられていないといったことが多々ありました。

 

抄読会をいくつもやっていく上で段々とコツを掴めるようになりました。ついには自分なりに工夫をして、見違える程早く抄読会準備を終えることができるようになりました。

 

今回は、この記事を読んだ方の少しでも力になれるように、困り果てていたあの時の自分に向けて、今の自分からアドバイスできることをメッセージとして、今の医学生・研修医の皆様にこの記事に残したいと思います。

 

研修医が抄読会準備を最速で終わらせる方法

 

 

まず大前提として。

 

今回ご紹介する抄読会準備を最速で終わらせる方法は、スライドを作成しなくて良い、そして忙しい研修生活の中、卒なく抄読会を乗り越えることを目標とする、という大前提の元作成しています。

 

つまり論文を口頭で発表して紹介する形式を想定しています

 

早速結論から。

 

研修医が抄読会準備を最速で終わらせる3ステップはこちらです

 

抄読会準備を最速で終わらせる3ステップ

  1. 科毎に雑誌から論文を選ぶ。
  2. 翻訳アプリDeepLで全訳してwordに書き出す。
  3. 発表箇所を赤文字にする。

 

1. 科毎に雑誌から論文を選ぶ

 

抄読会準備でまず難航するのが、論文選びです。

 

良い論文を選ぶことができれば抄読会は勝ったも同然です。

 

それではどのように論文を選べばいいでしょうか。

 

私のおすすめは科毎に代表的な雑誌から論文を探す方法です。

 

つまり、PubmedやGoogle scholarといった場所で探すのではなく、Journalのサイトから直接探すということです。

 

その理由は2つあります。

 

1つ目の理由は、PubmedやGoogle scholarで検索をしてしまうと最新の論文を見つけにくいからです。

 

2つ目の理由はPubmedやGoogle scholarで被引用件数が多い論文などは既に個人的に、もしくは抄読会で読まれている可能性が高いからです。

 

よって個別のJournalのサイトから直接最新の論文を探すことをおすすめします。JournalのサイトではOnline firstといったまだ公式にはpublishされていない最新の論文なども読むことができます。

 

参考までに私が研修医時代にリストアップしていた雑誌を科別に紹介します。

 

もちろん下記以外のもの(NEJMなど)もたくさんあると思います。意外とインパクトファクターが高すぎない論文が議論の余地があり、抄読会が盛り上がることがあります。

 

この雑誌も良いよ!という方、是非コメントで教えていただけると幸いです。

 

 

 

 

 

2. 翻訳アプリDeepLで全訳する

 

ここが最も重要なところです

 

論文を選んだらまずは翻訳アプリを用いて全訳しましょう

 

これをやることで本当に時短できます。

 

医学生や研修医の方々には英語が得意な方がたくさんいます。しかし、多くの方は英語より日本語の方が得意です。

 

最初に全訳をしておくことで読んだ内容や一度調べた英単語などを忘れて何度も調べるといったことを防ぐことが出来ます

 

一見翻訳をしている時は時間の無駄に思えますが、トータルで見ると確実に時短になっています

 

もう一つの全訳の非常に大きなメリットは、質問された時にすぐ論文本文を読んで回答できることです。

 

日本語で内容をすぐに読めるので質問へのレスポンスが非常に素早くできます。

 

翻訳してwordに書き出しておきましょう。

 

是非一度試してみてください。

 

このDeepLは非常に簡単に精度の高い翻訳をしてくれます。本当に重宝する優れものなのでまだインストールしていない方は絶対にしておきましょう。

 

 

3.  発表箇所を赤文字にする

 

wordにこのように書き出します。

 

 

次にやるべきこと、それは論文の訳を読みながら発表箇所、重要な箇所を赤文字にします。

 

 

発表準備はこれで終了です。

 

後は理解できない箇所をしっかりと調べる。統計手法に関してしっかりと理解しておく。など自分が納得がいくまで内容を吟味しましょう。

 

勉強すべきことはありますが、基本的にはこれで準備終了です。

 

さいごに

 

 

今回ご紹介したのは、あくまで準備を早く終わらせるための方法です。

 

もちろん英語の勉強も兼ねて自分で読む、スライドにわかりやすくまとめる、など抄読会準備には様々な手法があります。

 

とにかく仕事が忙しくて早く準備を終わらせたい、そんな時本記事の内容を思い出していただけると幸いです。

 

本記事が1人でも多くの方の助けになることを切に願っています。

 

Twitter(アカウントはこちら)でプログラミングに関すること、医学生や研修医だった過去の自分に伝えたい仕事のテクニックなどを発信しています。よかったらフォローしてみてください。

 

では、また!

 

 

 

-キャリア, 研修医

© 2024 医者がプログラミングで世界を変える Powered by AFFINGER5