キャリア 研修医

【実体験】後期研修医が忙しくて辛いと思ったらやるべきこと

 

 

多忙な後期研修医「毎日、遅くまで仕事、忙しすぎる、上級医に怒らればかりで辛い・・・。」

 

 

こんな忙しくで辛い日々を送る後期研修医の皆様に向けた記事です。

 

忙しすぎて辛いと感じたらアルバイト、市場価値把握をしましょう。

 

今、忙しくて辛いのに、さらにアルバイトなんておかしい、体がもたないよ。

 

そう思われる方も多いかもしれません。

 

しかし、実際に私の実体験から強くおすすめします。

 

少し自己紹介をさせてください。

さとう

 

私は今、外科の後期研修医をしています。

 

まだまだ習練中の身ですが、外科医を志す身として臨床に、研究に、毎日忙しく働いています。

 

私自身、後期研修医になり、「忙しすぎる。この生活は辛すぎてやめたい・・・」と思ったことが一度ではなく、数十回はあります。

 

そんな私が辛くてやめたいと思った時に実際にやったこと、その中でも自分の気持ちがすごく楽になったのが、前述のアルバイト、市場価値把握です。

 

今回は、私の実体験から、後期研修医が忙しくて辛いと思った時にやるべきことを紹介していきます。

 

※この記事は2分程度で読むことができます。忙しくて仕事が辛いと感じる後期研修医がすべきことがわかります。

 

後期研修医が忙しくて辛いと思ったらやるべきこと

 

先述のように忙しくて辛いと感じる後期研修医がやるべきことは、アルバイトと市場価値把握です。

 

後期研修医は間違いなく忙しく辛い仕事です。

 

初期研修のころ、先輩たちに「大変なのは後期研修になってからだぞ」とよく言われてきました。

 

自分が初期研修医の時は「今の初期研修もこんなに大変なんだから、後期研修もへっちゃらだろう」と思っていました。

 

しかし、いざ後期研修医になると圧倒的に後期研修医の方が大変です。

 

なぜ後期研修医は大変なのでしょうか。

 

まずはその理由を深堀してみます。

 

後期研修医が忙しい3つの理由

 

後期研修医が忙しい主な3つの理由は、①労働時間が長い ②手技、知識の習得に時間を要する ③日々成果や成長を求められる です。

 

まず、後期研修医は労働時間時間が長いです。

 

初期研修医も確かに労働時間は長く忙しい日々だったかと思います。

 

しかし、多かれ少なかれ、「初期研修医だからもう帰っていいよ」、「これは初期研修医の仕事じゃないからやらなくていいよ」という場面があったはずです。

 

このような仕事は主に後期研修医が務めることになります。

 

膨大なレセプトの処理、患者のデータベース管理、パス入力などなど主に雑務と言われるような仕事が後期研修医に回ってくることが多いです。

 

そして当直の回数も多いです。当直だけでなく、オンコールという形で夜も拘束され病院から呼び出される日が多くなります。

 

理由2つ目、後期研修医は求められる手技や知識のレベルが初期研修医と比べ圧倒的に上がります。

 

初期研修医のころに経験していた、若手だからできなくて良い、わからなくて良い、専門じゃないからわからなくて良い、は一切通用しなくなります。

 

進む道を決めた後期研修医は深いレベルの知識、高度な手技ができなくてはならない存在になるからです。

 

この知識や技術の習得には膨大な時間を要します。日々、業務後も自己研鑽に励まなければなりません。

 

そして理由3つ目、後期研修医は日々成果や成長を求められます。

 

簡単に言うと、怒られる回数が圧倒的に増えます

 

知らなければ怒られます。手技ができなければ怒られます。同じことができなければもっと怒られます。

 

とにかく後期研修医は毎日怒られます。

 

嫌な上級医にあたってしまった場合は特に深刻です。人格を否定されるような言葉も平気でかけられます。

 

そんな忙しい毎日を過ごしていたら、誰しも多かれ少なかれ辛い、やめたいと思うことがあるでしょう。

 

辛いと思うこと自体は全く悪いことではありません。後期研修医誰しも通る道です。

 

自分を責めるのは絶対にやめましょう。

 

実際に後期研修期間中に体調を崩したり、メンタルを病んでしまう人はたくさんいます。

 

私の身の回りにも一人二人ではなく、複数人いました。

 

では、後期研修医が忙しすぎて辛いと感じたらどうすればいいでしょうか。

 

アルバイトをしましょう

 

後期研修医が辛いと思った方はアルバイトをしてみましょう。

 

アルバイトをしてみることで、「自分は今の職場に依存しなくても、余裕で生きていける」と身をもって感じることができます。

 

大切なのは、必ず自分で探して、自分で申し込んでアルバイトに行くことです。

 

職場や上司が斡旋するアルバイトは所詮、職場の繋がり、その職場を離れれば縁がなくなります。

 

アルバイトの種類は、当直でも美容系でも健診でもなんでも構いません。少しでも自分が興味があるものを探してみて下さい。

 

自分でアルバイトを探して実際に行ってみると、「あれ、今よりも楽だし、給料も良い。こんな仕事が世の中にはたくさんあるんだ」と必ず思うはずです。

 

そして、自信になります。

 

「自分はいつでも今の後期研修を辞められる」

 

そう思うと余裕が出ます。上司に怒られても、ダメージが圧倒的に少なくなります。

 

さらに、不思議なことに、余裕が出ると自然と仕事の効率が上がったり、成果が出たりします。

 

「忙しすぎて休みもないから、アルバイトなんて行けないよ」

 

そんな方は、アルバイトを紹介するサイト・もしくは転職サイトに登録だけでもしてみてください。

 

登録すれば求人を見ることができますし、おすすめの求人が日々送られてきます。

 

求人を見るだけでも、今の職場に依存しなくても自分は生きていける、と実感できます。

 

私は仕事が辛くて本当に嫌になった時、訪問診療のアルバイトに行ってみました。訪問診療には前から興味があったからです。

 

実際に体験してみると、仕事は楽しい、勤務時間は短い、給料は良い。そして何より人手不足であることがわかりました。

 

思っている以上に医者を必要としているところはたくさんあります。やる気があればなおさら必要とされます。

 

「いつでも今の職場を辞められる」

 

そう思ってからは不思議とそれまでより、いい意味で肩の力が抜けて器用に仕事をこなせるようになりました。

 

私が尊敬するYotuberのサラタメさんリベラルアーツ大学の両学長も動画内で仕事が嫌になった時、転職活動をしてみることをおすすめしています。

 

転職には変化やリスクが伴いますが、転職活動をすることはノーリスクです。

 

おすすめのサイトは、メディウェル(医師バイトドットコム)民間医局です。

 

有名なサイトですのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

 

遅かれ早かれ、医者は必ず使うことにまだ登録していない方は登録だけでもしておくことをお勧めします。

 

後期研修医が辛いと感じる皆様も一度試してみてはいかがでしょうか

 

メディウェル(医師バイトドットコム):スポット、定期、常勤どれも案件豊富。高単価の案件が多い。

民間医局:登録会員数約15000人、業界最大級規模。老舗。レジナビやドクターズマガジンで有名。

 

 

さいごに:自分を大切に

 

私は結局、今も後期研修医を続けています。

 

しかし、いい職場に出会えれば本当にやめてしまうのも選択肢の一つです。

 

今いる環境が全てではありません。たとえ、人に一時的には白い目で見られようとも、自分の身を守れる、自分の幸せに本気で向き合えるのは自分自身だけです。

 

責任をもって今の仕事を終わらせる。もちろん大切なことです。

 

しかし、責任を感じすぎて自分が壊れてしまっては意味がありません。

 

自分の体より大切なものはありません。それだけは忘れないでください。

 

この記事が一人でも多くの多忙な後期研修医の皆様の力になれば幸いです。

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