英語を勉強しようか迷っている医学生「これからの社会は英語が必須って言うけど、本当に医学生に英語は必要なのかな」
このような疑問にお答えします。
結論、「医学生」にとって英語は必要ないです。しかし、医学生のうちに英語学習を始めましょう。
「英語は必須」「これからの社会英語ができないとやばい」
最近はこういった声を耳にする機会が増えました。
一方で、「翻訳機の精度が上がっているからこれから苦労して英語を学ぶ必要はない」「今から英語を学ぶのはコスパが悪い」
という声も耳にします。
では、医学生に英語は必要でしょうか。
本記事の内容
・医学生にとって英語は必要ない。
・医学生の大半は英会話の勉強をしてこなかった。
・医者になってから英語は必要。医学生は英語学習を始めるラストチャンス。
医学生は将来はほぼ確実に医者になることが決まっています。
そんな将来の職を約束されたエリートたちも英語を学ぶ必要があるのでしょうか。
今回はそこを深堀していきます。
※この記事は3分程で読めます。医学生に英語は必要ないけど、英語学習を始めるべき理由がわかります。
医学生に英語は必要なのか
医学生にとって英語は必要ありません。
医学生の皆様は納得していただけると思います。
実際に生活していて英語を使う機会なんてほとんどないですよね。
医学部には外国人がいることは少ないですし、講師が外国人なんてことも一部の学校を除いてありません。
授業が英語で行われることも少ないと思います。
むしろ、医学部以外の学部の方が普段の生活で英語を使う機会が多いのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、やはり医学生に英語は必要ありません。
しかし、医者は違います。
医者が英語を使えることは極めて重要です。
医者にとってなぜ英語が必要か、重要か、については医学生が英語を勉強するべき3つの理由【医学より英語】の記事で詳しく解説しています。
つまり、医学生は、近い将来、すぐに英語が必要になります。
この少し先を見据えて行動できたかどうかで大きな差がつきます。
医学生の大半は英会話の勉強をしてこなかった
医学生は受験で英語を勉強します。
医学生は受験エリートであり、英語の文法や読み書きは非常に得意な方が多いです。
しかし、こと英会話、スピーキングに関しては特に苦手な方が多いです。
これは当然の話です。受験で英会話やスピーキングは勉強していませんから。
最近は受験における英語のあり方も変化してきています。
次第に、読み書きだけでなくスピーキングもしっかり勉強しましょう、という流れになってきています。
しかし、スピーキングを学んでこなかったツケは社会に出るとすぐまわってきます。
グローバル化に伴い、日本でも外国人の数は増加しています。
コロナウイルスの影響で現在は少ないですが、外国人旅行者の数も増加傾向です。
研修医になるとすぐに外国人を診療する機会があります。
この時、英語論文は読めるし、自分の意見を英語で書けるけど、簡単な会話ができない、という事態に陥ってしまいます。
読み書きはとても良くできるのに、スピーキングだけが苦手、というのは非常にバランスが悪いですよね。
英語の話になると必ず、「将来は翻訳機が活躍しているはずだから英語なんてやらなくて大丈夫、むしろ時間の無駄」という意見が必ずあります。
確かに、今、医療の現場でも翻訳機は活躍しています。
しかし、個人的には医療というのは翻訳機にコミュニケーションが完全代替されるのはかなり未来、もしくは完全に代替されることはないと思っています。
なぜなら、医療は信頼関係で成り立っているからです。
信頼関係の基本はコミュニケーションです。
自分の言葉で気持ちや意見を伝えるのと、機械に翻訳された言葉で伝えるのとでは全く聞き手の感じ方が違ってきます。
たとえ、流暢でなくとも、「私の言葉を聞いてくれている」「自分の言葉で伝えようとしてくれている」という熱意や誠意は必ず信頼関係の構築に良い影響をもたらします。
翻訳機は精度が上がり、今後も活躍の幅がどんどん広がると思います。
しかし、医療現場で翻訳機がコミュニケーションを完全に代替するのは一番最後になると思います。
医学生は英語学習を始める最適な時期
要は、医学生にとって今英語は必要ないかもしれませんが医者になるとすぐに英語が必要になります。なので、中でも苦手な人が多く、必要度の高いスピーキングを今のうちにしっかり勉強しましょう。
医学生は間違いなく、医者人生で英語学習を始める最適な時期です。
なぜなら、医学生は医者人生で唯一まとまった時間が確保できる時期だからです。
医学生はこれまで大変な受験勉強をしてきました。そんな時期に受験に直結しない英会話の勉強に注力するのはナンセンスです。
はたまた、医学生は卒業すると研修医・医師になります。働き始めると臨床、研究に非常にやることが多くなります。
そんな中、「英会話の勉強をしよう!」と熱意を持てる人はごく一部です。さらに継続できる人はほんの一握りです。
英語は勉強して絶対に損になりません。
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さいごに:一歩踏み出しましょう
英語を勉強する理由は十分整いました。
後はやるのみです。
英語を習得するのは簡単ではありません。
しかし、挑戦しなければ可能性はゼロです。
千里の道も一歩からです。
一歩踏み出せば、慣性の法則で次第に前に進むことができます。
まずはその一歩を踏み出しましょう。